2006年8月25日金曜日

18年度第1回食べ物の楽校・

食べ物の楽校・特別編:水土里の魅力・現地バス見学 開催報告


2006年8月25日、安城市を舞台に「食べ物の楽校・特別編」として**「水土里の魅力」を学ぶ現地バス見学**が開催されました。12名の参加者が、明治用水の施設や農家の取り組みを巡り、農業を支える水の重要性について理解を深めました。

開催概要

  • 日時: 2006年8月25日

  • 会場: 愛知県安城市

  • 参加者: 12名

  • 案内人: 竹内 清晴 氏(明治用水土地改良区 工務部用排水課長)

  • 協力: 明治用水土地改良区

見学内容

見学ツアーは、明治用水土地改良区の全面的な協力を得て、以下の様々な施設や農園を巡る充実した内容となりました。

  • 明治用水の各施設見学: 水の供給を担う頭首工や、ごみを取り除く除塵機、水の力を利用する三連水車、ホタルを守る蛍舎など、水の管理施設を詳しく見学しました。

  • 水の駅 童子さらさら川・ミニ棚田・水田の魚道: 水辺の環境保全や生物多様性への配慮がされている場所を訪れました。

  • 農家の生産現場見学:

    • 鶴田 賢太郎 氏のライスセンター

    • 明治用水女性部会長・黒柳 二三子 氏のイチジク畑(イチジクの試食も行われました)

  • 音楽農法を実践する大豆畑: 林農園では、音楽農法に取り組む大豆畑を見学。亀山 周央 氏(キコソーレ商品企画研究所)と杉浦 温祝 氏(Office FULL MOON Production)の指導のもと行われているユニークな栽培方法に触れました。

概要

今回の「食べ物の楽校」は、明治用水土地改良区の活動を深く知る機会となりました。同改良区は6,000ヘクタールもの受益地を抱えながら、農業人口の減少という課題に直面しています。そのため、**「水土里ネット」**として、用排水路の多くが地下にあり見えにくいという課題を克服し、非農家層に活動をアピールする取り組みを積極的に進めています。とうかい食農健サポートクラブの団体会員でもある同改良区の協力により、参加者は農業を支えるインフラの重要性や、地域農業を守る人々の努力を肌で感じることができました。