平成18年度「食」を考えるシンポジウム 開催報告
テーマ:楽しい!食べる・つくる・・選ぶ 子育て世代の食育入門
2006年11月23日(木)、東別院ホールにて「平成18年度『食』を考えるシンポジウム」が開催されました。本シンポジウムは、食育基本法や食事バランスガイドの制定・公表といった社会的な動きを踏まえ、子育て世代に向けた食育の実践と、健全な食生活への意識向上を目的として開催されました。
開催概要
日時: 2006年11月23日(木・祝) 13:15~16:30
会場: 東別院ホール(名古屋市中区)
主催: 東海農政局、食を考える国民会議、とうかい食農健サポートクラブ、東海地域食育推進会議
プログラムと内容
1. 基調講演:「”弁当の日”が家族を育む-台所に立つこどもたち」
講師: 竹下 和男 氏(当時、高松市立国分寺中学校校長)
概要: 竹下氏は、子どもたちが自ら弁当を作ることで、食への関心や家族の絆が深まるという「弁当の日」の取り組みについて、具体的な事例を交えながら講演しました。
2. シンポジウム:楽しい!食べる・つくる・選ぶ 子育て世代の食育入門
基調講演のテーマを引き継ぎ、学校、地域、企業といった様々な立場から食育の実践事例が報告されました。
コーディネーター: 向井 忍 氏(めいきん生協 常務理事)
アシスタント: 皆元 恵理子 氏(NPO法人食育推進ネットワーク)
シンポジウム報告者:
森 順子 氏(半田市立乙川小学校 栄養教諭)
倉田 三代子 氏・熊崎 みどり 氏・中川 恭子 氏(農業を愛するおばちゃんと語らまい会・岐阜県和食文化推進員)
高林 慶子 氏(マックスバリュー中部株式会社 営業企画部)
竹下 和男 氏(高松市立国分寺中学校校長)
総括コメント: 福田 靖子 氏(名古屋女子大学教授)
参加者たちは、各報告者の活動から、子育て世代が家庭でできる食育のヒントを多く得ることができました。シンポジウムを通じて、食の乱れや共食の減少といった現代的な課題に対し、地域や学校、企業が連携して取り組む重要性が改めて確認されました。