地球環境は台所から連続講座(第2回)開催報告
2009年1月24日、名古屋国際センターにて「地球環境は台所から」連続講座の第2回が開催されました。この回は「調理によるCO2削減」をテーマに、20名の参加者が講演とワークショップを通じて、日々の調理が環境に与える影響について実践的に学びました。当日は寒波と雪の影響で欠席者も出ましたが、熱心な参加者が集まりました。
開催概要
日時: 2009年1月24日
会場: 名古屋国際センター(名古屋市中村区)
参加者: 20名
テーマ: 調理によるCO2削減
講師: 津田 淑江 氏(共立女子短期大学教授)
概要説明・コーディネーター: 福田 靖子 氏(日本食育学会評議員・前名古屋女子大学教授)
講演とワークショップの内容
講師の津田淑江氏は、調理におけるCO2削減のポイントを具体的に解説しました。
火加減の重要性: 調理には「中火」が最も効率的であること。
調理器具の選び方: 鍋の大きさと火の量や炎の大きさとの関係。
水と蓋の活用: 適度な水の量や鍋に蓋をすることによる省エネ効果。
講演では、豊富な写真や具体的な数値を用いてこれらのポイントが分かりやすく説明され、参加者は実際にCO2排出量を計算するワークショップにも取り組みました。
津田氏は、一家庭で削減できるCO2量はわずかでも、名古屋市民の全世帯で年間を通して取り組めば、膨大な量のCO2削減に繋がることを強調しました。また、単に数値を減らすだけでなく、おいしさや満足度、そして食を通じて家族への思いやりを育むことこそが大切であるという「食育」の視点も語られ、参加者は深い学びを得ることができました。
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