2025年4月1日火曜日

令和6年度(2024)活動報告

令和6年度活動報告

とうかい食農健サポートクラブは、当時の東海農政局長が呼びかけ、集まったさまざまな分野の有志で自由な討議を経て平成12年2月設立されました。

設立の目的は、東海の地域で、「消費者や農業・食品産業・教育・医療・行政機関等、幅広い分野の関係者(注:食・農・健に関わる)によるネットワークを構築し、人的交流と情報・意見交換等を通じて、健全な食生活の普及、消費者・実需者ニーズにあった食料の供給、農業体験、食農教育の普及を期すこと」と、「とうかい食農健サポートクラブ規約」で定めています。

令和5年5月から新型コロナウイルス感染症は5類感染症へ移行となり、日常が戻り、令和6年度は新しい形でサポートクラブの活動を模索してきました。令和4年度から会員交流の場として始めた「食農健のちょっといい話」は、令和6年度4回開催することができ、会場での参加とオンラインでの参加を併用して開催してきました。またそうする中で食・農業・健康に関わって会員が取り組む活動を交流する中で、課題が見えてきた年度でもありました。

 

(1)第24回総会の開催

第24回とうかい食農健サポートクラブ総会は、令和6年9月23日(月)に、「コープあいち生協生活文化会館2階会議室」にて、会場14名及びオンライン2名の出席合計16名、書面出席13名、合計29名の参加で開催いたしました。

冒頭竹谷裕之会長に議長との提案があり出席者で確認し、議事が進められました。議長の進行の下、第1号議案令和5年度活動報告と決算の件、第2号議案令和6年度計画と予算の件について事務局より提案があり、各議案について採決を行い、第1号議案について承認され、第2号議案について決定されました。

 

(2)食農健のちょっといい話

 第7回食農健のちょっといい話で江本さんから「食と農にかかわって考え合いたいこと」をテーマに、学校給食について活動されている「ナチュラルスクールランチアクション」の取り組みについて紹介いただき、今の食・農・健康について問題提起いただきました。その後3回に渡って会員のみなさまから取り組まれている実践を報告いただき、いろいろな課題が見えてきた年度となりました。

  7回食農健のちょっといい話

テーマ「食と農に関わって考え合いたいこと」

 ナチュラルスクールランチアクションの取り組みから

開催:令和6923日(月)14:001530 お話:江本行宏さん 15人参加

ナチュラルスクールランチアクション(NSLA)の学校給食に関わる活動、食・農・健康に関わって考え合いたいことをお話しいただき、交流しました。

  8回食農健のちょっといい話みんなで話し合いたい! 「農産物生産者を支えたり、増やしたりすること」「都会在住市民が自分たちの食糧を農村や郊外で少しでも多く生産できるようにするしくみ」「このような自給率向上のためにどうやってもっと行政と一緒に やっていくか」等々

令和61127日(水)18:302000 お話:中島安須さん 11人参加

   中島さんが取り組まれているお米の共同購入会の取組から、生産者が減っている状況や、新規就農の難しさの報告がありました。

  9回食農健のちょっといい話「ほりかわ楽市楽座(地産地消マーケット)」で野菜を届けてきて!

開催:令和724日(火)18:302000 お話:関山英男さん 11人参加

 名古屋市の納谷橋の近辺、正木町の20軒ほどのみなさんに豊橋から野菜を届けてきた取り組みと、野菜が手に入らない現状を紹介いただきました。

  10回食農健のちょっといい話「食育推進活動をしていたら、学校給食にたどりつきました」

開催:令和7311日(火)18:302000 お話:前澤このみさん 14人参加

「地元の農産物を学校給食にぜひ使ってほしい!」と市役所にお願いに行くこ  

とから始まった食育推進の活動、そして今新城市で給食センターが完成して思わ 

っていること等を紹介いただきました。

 

(3)年度のテーマを設け、しっかりと学び合い、深め合っていきます

令和6年度、対面で参加し、聞き、交流する場をつくり、しっかりと学び合い、深め合って、広げ、つなげていきたいテーマを一つ設けて、案として「私たちの食と農の今後のあり方、繋がりを探る」として検討してきました。

結果、令和6年度は「食農健のちょっといい話」の報告にあったように、会員のみなさまから活動を紹介いただく中で、現状食・農・健康に関わって多くの課題があることがわかってきましたが、そうしたことについて学び合い、深め合う場をつくることはできませんでした。令和7年度につなげていきます。

 

(4)大人の社会見学

大人の社会見学、例えば「食農健のちょっといい話」で紹介された現場、紹介された内容に関連する場等、新たな段階でのとうかい食農健サポートクラブが取り組む大人の社会見学に取り組むこと、例えば愛知県立農業大学校の見学をと計画しました。しかし大学校に問い合わせたところ、オープンキャンパスの際に見学をとのことで、年度内はすでに終了しており、実現できませんでした。 

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