2006年3月23日木曜日

食べ物の楽校「地域食材の魅力」開催報告


2006年3月23日、「食べ物の楽校」が開催され、21名の参加者が愛知県の東海市、半田市、常滑市を巡り、地域の食材とその生産現場の魅力を学びました。

開催概要

  • 日時: 2006年3月23日

  • 会場: 東海市、半田市、常滑市

  • テーマ: 地域食材の魅力

  • 参加者: 21名

  • 案内人: 角谷利夫 氏(角谷文次郎商店社長)

見学先と内容

参加者はバスで移動しながら、3つの異なる食の現場を訪問しました。

  1. カゴメ記念館(東海市): 最初に、カゴメの歴史とトマトを中心とした野菜加工の歩みについて学ぶため、カゴメ記念館を見学しました。

  2. 小栗牧場(半田市): 次に、知多牛を育てる肉牛飼育の現場である小栗牧場を訪問。小栗源太郎氏から飼育について直接話を聞き、牧場内を見学しました。昼食は、牧場に併設されたクラウンステーキオグリで、新鮮な知多牛を味わいました。

  3. 澤田酒造・白老(常滑市): 最後に、古式伝承の酒蔵である澤田酒造を訪れ、案内人の角谷利夫氏(角谷文次郎商店社長)から、清酒「白老」の製造工程について説明を受けました。

概要

この見学ツアーは、地元の生産者から直接話を聞き、食の現場を五感で体験する貴重な機会となりました。参加者は、知多牛や清酒といった愛知県の誇るべき地域食材が、生産者のこだわりと努力によって支えられていることを実感しました。

2006年3月21日火曜日

⑥愛知の農と食を考える交流フォーラム(第6回とうかい食農健フォーラム)

愛知の農と食を考える交流フォーラム 開催報告


2006年3月21日、岡崎市の愛知県農業大学校にて、「第6回 とうかい食農健フォーラム」として**「愛知の農と食を考える交流フォーラム」**が開催されました。このフォーラムでは「あいちの野菜・キャベツを知る・解かる・食べる」をテーマに、64名が参加し、調理実習とパネルディスカッションを通じてキャベツの魅力を多角的に学びました。

開催概要

  • 日時: 2006年3月21日

  • 会場: 愛知県農業大学校(岡崎市)

  • 参加者: 64名

  • 主催: 愛知の農と食と健康を考える交流研究会、とうかい食農健サポートクラブ

  • テーマ: あいちの野菜・キャベツを知る・解かる・食べる

プログラムと内容

フォーラムは、調理実習を行う午前の部と、パネルディスカッションを行う午後の部の二部構成でした。

<午前の部>

  • キャベツを使ったお好み焼き講習・調理実習

    • 講師: 松本 重訓 氏(オタフクソース株式会社 広島本社・お好み焼き課長)

    • 参加者は、お好み焼きのプロである松本氏の指導のもと、キャベツを主役にしたお好み焼き作りに挑戦しました。

<午後の部>

  • 総合司会: 前澤 このみ 氏(自立支援センター・四岳館)

  • 主催者挨拶: 渡辺 正 氏(愛知大学文学部教授・愛知の農と食と健康を考える交流研究会長)

  • パネルディスカッション

    • コーディネーター: 西村 敬子 氏(愛知教育大学 教育学部教授)

    • パネリスト:

      • 磯村 隆樹 氏(みかわ市民生活協同組合・常勤理事)

      • 岡本 靖史 氏(おやじの休日の会主宰・調理師)

      • 中嶋 亮二 氏(JA愛知みなみ 青果農産指導課)

      • 中出 美代 氏(愛知学泉短期大学講師・管理栄養士)

      • 松本 重訓 氏(オタフクソース株式会社 お好み焼き課長)

    • 内容: 生産者、生協、調理師、栄養士、企業という多様な立場から、キャベツの生産、流通、消費、栄養価、調理法といった多岐にわたるテーマで議論が交わされました。

  • キャベツ料理の試食・交流会 パネルディスカッション後には、様々なキャベツ料理が振る舞われ、参加者は試食をしながら活発に交流しました。

まとめ

このフォーラムは、調理実習を通じてキャベツの美味しさを体感し、さらにパネルディスカッションを通じてその生産や流通の背景を深く学ぶことができる、実践的かつ学術的なイベントとなりました。参加者は、身近な野菜であるキャベツが、生産者から食卓に届くまでに様々な人々の手によって支えられていることを再認識しました。