とうかい食農健サポートクラブ 平成30年度(2018) 活動報告
とうかい食農健サポートクラブは、東海地域の「食」「農」「健康」に関わる幅広い分野の有志によるネットワークとして2000年2月に設立されました。設立から19年が経過し、伝統的な食や農業体験が失われつつある現状に対し、将来世代の健康な体と心を育むため、平成30年度も「食」と「農」と「健康」の関係を深め、考え合う活動に取り組みました。
1. 平成30年度の主な活動報告
(1)総会記念シンポジウム
日時: 2018年7月22日(日)13:30~16:00
会場: 全労済金山会館ワークライフプラザれあろ 6階大会議室
テーマ: 「食と農と健康の持続可能性!~災害と復興の経験から考え合う~」
災害復興における「食」の役割に焦点を当て、伊勢湾台風や東日本大震災の経験から、地域の食や農業、健康のつながりについて考えました。
問題提起: 「伊勢湾台風から総合的に学び、地域の減災力復興力を高めましょう!」
講師: 佐藤 仁志 氏(とうかい食農健サポートクラブ幹事)
実践報告: 「災害における協同の実践に学ぶ」
講師: 向井 忍 氏(とうかい食農健サポートクラブ幹事・愛知県被災者支援センターセンター長補佐)
実践報告: 「たべる つくる 石巻」
講師: 小川 宣子 氏(とうかい食農健サポートクラブ幹事・中部大学応用生物学部教授)
まとめ: 竹谷 裕之 氏(とうかい食農健サポートクラブ会長・名古屋大学名誉教授)
(2)「食」「農」「健康」のつながりと文化を考える取り組み
学習会:「たまごを通して伝えたいこと!」 たまご農家が運営する「キッチンレシピヲ」の取り組みに学び、生産者の想いと食のつながりを考える学習会を開催しました。
日時: 2018年11月22日(木)13:30~15:30
会場: コープあいち生協生活文化会館 4階会議室1
お話: 市田 真新 氏(有限会社デイリーファーム代表取締役)
参加者: 30名
大人の社会見学:「有限会社デイリーファームの見学」 学習会で話を聞いたデイリーファームを実際に訪れ、たまご作りのこだわりを体験しました。
日程: 2019年3月8日(金)
訪問先: 有限会社デイリーファーム(常滑市)、農家キッチンレシピヲ、ココテラス
内容:
養鶏へのこだわりについて市田氏から改めて話を聞きました(鳥インフルエンザ対策のため鶏舎見学は中止)。
飼料米の田んぼを見学しました。
農家レストラン「レシピヲ」で昼食をとり、直売所「ココテラス」で買い物をしました。
参加者: 8名
(3)災害に備えた食を考える取り組み
学習交流会:「災害に備えた食を考える」 災害時の食の重要性を踏まえ、調理と試食を通して災害食を学ぶ交流会を実施しました。
日時: 2019年3月30日(土)13:30~15:30
会場: 生協生活文化会館 4階会議室1
講師: 大久保 里香 氏(管理栄養士・コープあいちコープサポーター)
内容:
講演: 「災害に備えた食を考える(ローリングストックのすすめ)」
調理・試食・交流: レトルト食品や缶詰、お菓子などを使った災害時でも作れる献立を調理・試食しました。 ①エビピラフ ②クラムチャウダー ③フルーツサラダ ④ジャム蒸しパン ⑤レトルトご飯を使った五目寿司 ⑥「じゃがりこ」を使ったポテトサラダ ⑦さば味噌煮缶・大豆缶・ひじき缶の和え物
参加者: 35名
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